カメラと言うよりも、写す工芸品！！

1945年フランス製の、Pontiac Lynx Ⅱ Som Berthiot Paris Flor 3,5/50mm、リンクス２型、縄目風模様をあしらったデザインが、目を引くカメラです。M42-Nexヘリコイドマウントアダプター付の出品です。

リンクスシリーズの最初のリンクス１型は、ベスト判(127判)を使用するレンズシャッター機でしたが、リンクス２型からフォーカルプレーンシャッター機になりました。
落としても壊れそうにもない、アルミダイキャスト製の堅固なボディに、Som Berthiot Paris Flor 3,5/50mmが搭載されています。

ベスト判(127判)フィルムは、現在入手が困難なので、120フィルムを加工して127判にして使うか、写真のようにコニレットの12枚撮りフィルムのパトローネに、フィルムを詰めると撮影することが出来ます。

最近は、フランスのレンズに填まっているので、昔購入したこのカメラを思い出したので、フィルムを詰めて撮影しようと思ったのですが、シャッターが粘ってしまっていました。（フィルムは付属しません）
外観は、スレキズ、凹み当たりもなく、綺麗だと思います。光学系も拭きスレが多少あるものの、カビホコリも殆ど無く年代の割合に綺麗だと思います。

レンズがが取り外せるので、デジカメ用レンズとして、M42-Nexマウントアダプターの加工をしました。元ボディが付いていますので、レンズのマウントを外せば、元のカメラにレンズを戻すこと目出来ます。
M42ヘリコイドマウント付、レンズのヘリコイドとダブルヘリコイドで、40cmまで近接撮影が出来るようななっています。

ソン・ベルチオのフロール50mmF3.5は、シャープな写りの中に、独特の滲みの描写は、現代のハイスペックレンズでは味わえない滲み感が、ある種新鮮な感覚に思えるかと思います。（Cine Ektar 25mm F1.9の写真は、このレンズで撮影しています。出品中なので、そちらも覗いてみてください。）

ご検討の程、よろしくお願いいたします。

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