高級MDデッキを入手した方がすぐに使えるように整備調整したものです。「通電、再生できました」確認のみの商品ではありません。
中古品を入手し、丁寧に整備清掃して仕上げました。あくまで個人の趣味ですが、計測機器等を用いて注意深く整備しました。
JA3ESはSONYのMDデッキ初のES機です。

＜主な整備項目＞
・筐体は内外丁寧に清掃済です。
・ローディングベルトを交換。メカデッキのグリス類を交換しなめらかに作動するよう調整しました。
・TOC保持のための電気二重層コンデンサは同容量新品に交換。
・本機のレーザーピックアップは測定したところ、継続使用に十分な状態でしたので、三和レーザーパワーメータを用いて規定値に調整しました。
ピックアップの健康状態を表すLD出力 7.0mW時のIOP値は87.9mA（ピックアップ表示値847）で十分に健全値範囲内です。
・温度補正、EFBAL、フォーカスバランス調整等サーボ調整をオシロスコープとDMMを用いて全項目行いました。

＜商品の状態＞
・テストディスクの再生時のC1エラーは0～2程度でまれに3という値で正常値でした。（20以下が正常値範囲）
・ローディング、TOC読込・書込、再生、録音等各ファンクション正常に動作。
・ディスプレイ全項目正常に点灯。
・前面パネルの右下角に打痕（写真11枚目参照）があります。
・天板には擦り傷があります。簡単に補修済。
・リモコンは純正RM-D2M。取説もオリジナル品が付属。

KMS-210A搭載機は録音時ピックアップが発熱で損耗しやすく録音はあまりおすすめしません。再生専用にされると永く楽しめると思います。本機はさすがES機で再生能力は高く、ATRACの世代は録音時だけの物ですので後のTYPE-R機等で録音したディスクも高音質で再生できます。また裏技的ですが本機のMBU-2（基板込のピックアップユニット）は後のMDS-JA30ES、50ESと互換性があり、ポン付けで交換可能です。ピックアップ調整した値はMBU基板の不揮発ROMに記録されていますので無調整で使用可能です。もったいないのでおすすめしませんがそういう使い方もあると言うことで・・・

基本的に本商品はNC,NRといたします。よろしくお願いいたします。

なお勝手ながら値下げ交渉はご遠慮ください。

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