disc 1
①チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番
②ショパン：ピアノ協奏曲第1番
disc 2
③リスト：ピアノ協奏曲第1番
④ラヴェル：ピアノ協奏曲
⑤プロコフィエフ：ピアノ協奏曲第3番

マルタ・アルゲリッチ（ピアノ
指揮：クラウディオ・アバド②～⑤
指揮:シャルル・デュトワ ①
ロンドン交響楽団②③
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団④⑤
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団①
録音：1967年④⑤、1968年②③、1970年①

20代後半の若きアルゲリッチの絶対に聴いておきたいピアノ協奏曲5曲をCD2枚に収録。なんとも豪華な組み合わせです。

①アルゲリッチによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲は同曲の最初の録音。当時結婚していたデュトワとの共演。その後コンドラシン、アバドらと再録音を行っていますが、後の自由奔放な演奏とはまた一味違った切れ味と大胆さが魅力の一枚です。セッション録音としては同曲中の代表盤として君臨すべきほどの名演です。

②③ショパン・コンクール優勝から3年後に録音されたこのアルバム。リストのピアノ協奏曲での圧倒的なオープニングから、ショパンでの美しい抒情表現まで、アルゲリッチ若き日のすごいエネルギーを体感することのできる素晴らしい録音です。2017年の名曲名盤500では、2曲とも第1位に選定されています。アルゲリッチ ・ファンはもちろん必聴、全クラシック・ファンにもオススメしたい名演です。

④ラヴェルのピアノ協奏曲第2楽章はすべてのピアノ協奏曲の中で最美な楽章です。名曲名盤500では第2位になっています。アルゲリッチの演奏は、フランス的な感性を追求しているわけではないが、カラッしていて、立体的で細かい演奏を展開している点で、本質を突いたいい演奏になっています。完璧に弾いているのに技術に溺れている感じがなく、曲の本質がストレートに伝わっています。

⑤プロコフィエフは数々のレコード賞を受賞して、アルゲリッチの凄みをあらためて世界が認めた名盤です。2017年刊行の名曲名盤500では第1位に選定されています。録音から50年が経過してもなおさまざまな演奏の中でもトップの座に君臨する超名演。大胆な表現でも芸術性を損なわないのが天才たる証左。

国内盤、帯付き(テープ貼付痕あり)
盤面傷無し


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